クリスマスが近づいた。最近のクリスマス事情はよくわからないけれど、ワタシが若者だった80年代は、クリスマスにひとりで外食するのが恥ずかしかった。12月24日、25日に、ひとり外食=彼氏いない人、というレッテル貼りがこわかった。
翌年の昭和64年1月7日に昭和天皇が崩御され、1月8日から平成元年がはじまった。そんな時期だった。
1988年の後半、ワタシは彼氏探しに余念がなかった。しかし、焦れば焦るほど誰も見つからなかった。
あわよくば合コンなどで、最初のデートにこぎつけても、2度目、3度目くらいで、大抵次のお誘いの電話はかかってこなかった。
彼氏いない人=魅力ない人、の強迫観念から逃れるため、嫌いじゃない人だったら、とりあえずデートした。しかし100%に近い確率で3度目のデートはなかった。
今となってはその理由はすご~くわかる!全身に恋人探し光線が、満ち満ちていて、相手としては、それがこわかったのだ。相手の女の焦りが伝わり魅力的に見えなかった。
自分の価値を、彼氏いるかいないか、どんなスペックの彼氏を持っているかを基準に、モノゴトを考えていた。
なので、相手が変わるたびに自分の軸がぐらついた。その都度、気に入られたいがために、思ったままを言えなかった。自分らしさを出せなかった。
相手にとってみると、自信のなさが伝わり、一体どんなオンナなのか測りかねるから、興味を失う。ただそれだけのこと。
ところで、二子玉川の年末年始のイルミネーションはムードたっぷりである。
二子玉川駅改札をすぐ右手、マクドナルド前の吹き抜け空間、ガリレア広場を経て、イルミネーションに彩られたライズ内を直進するだけでワタシもキラメき、多摩川沿いの二子玉川公園に出られるのだ。
そんなこんなで、雑誌「散歩の達人」のウエブ版「さんたつ by 散歩の達人」に続きを投稿した。ご訪問お待ちしています!