45Rというと母が着たコットンシャツがあり、2020年末、ネイビーのダッフルコートを衝動買い、と同時に、30年着たJUNMENのチェスターコートを、大晦日にゴミ袋に入れて出した...
ここまでのストーリーをほぼ条件反射的に思い出す。
長年着つくしたJUNMENウールコートをやっと処分できたスッキリ感で満たされた。
以来、定期的に45Rの店舗を覗いているけれど、その後、ユニクロ、H&M、と順に徘徊するのがいつもの散歩コースだから、
服の価格、ブランド価値、満足度、みたいなことをグルグル妄想するのが、脳内ゲーム化してる。
昭和13年生まれの無名の母が着たからと言ってブランド価値は高まらない。娘であるワタシ以外はゼロだ。
でも、ユニクロとコラボしてた元祖スーパーモデルでデザイナーの、イネス・ド・ラ・フレサンジュなど多くの有名人が、45Rの服を愛用していると知って、このコートを買った自分の価値も高まったような気がした。
その事実があるだけで、ワタシの中でコットンフランネル100%ダッフルコートの存在価値は増した。
実際、このコートの着心地、カタチ、仕様には満足している。9万円という価格を高い、とは思わない。
今年で6シーズン目の冬を迎えたけれど、まだクリーニングに出してない。厚手のコットンフランネル100%、パっと見た目にはウールのダッフルコートに見える。
通常ダッフルコートに使われる厚手ウール生地同様の重さが、このコートにはあり、そのズシッとくる重みと、コットンフランネルの肌触りの心地よさの両立、生地の重厚感......
表ポケットと裏ポケットの仕様、トグルの重みなど、細かいディテールが、このコートの唯一無二さを、着る度に感じ取れる。45Rはそういう服を作ってる。
45Rの看板デニムは大体5万円前後、糸作りから始めるストーリーの迫力があると、やはり、価格のインパクトも満足度の要素と、言えないこともない......買えそうにもないけど。
45Rの服はエモい。
家族が1代目のデニムを買い、その子供世代が着て、その子供が、受け継ぐ、そういう製品作りを45Rはしてる。
関連投稿:ユニクロダッフルコートと45Rダッフルコートの違いを実感したわ。
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