6月10日、Tシャツデビューした。大袈裟だけど第2の人生に踏み出した。ユニクロUTの2018ベルばらTシャツを着て、GAPメンズスリムフィットジーンズを履いた。靴はコンバースオールスター。
とても涼しかった。白Tシャツとジーンズを連日着ていた頃を思い出した。最後に人前でTシャツを着たのは37歳くらいだった。生足はおろか半袖も着なくなって20年ほど経つ。
自信がなくなった部分はすっぽり覆うに限る。世間は日焼けするのが嫌なんだ、くらいに思うだろう。他人が夏に腕と足を見せようが見せまいが、どうでもいいはずだ。極私的にパーフェクトでいたい。
かつて、ジーンズ+白Tシャツはわたしの服装の核であった。RIKACOさんのYouTubeを見ていたら、同じようなことを言われてる回があって見入ってしまった。
参考:RIKACO LIFE
白シャツ+ジーンズも同様で、ここ2年は、UNIQLO and JW ANDERSON のオックスフォードメンズ白シャツと、ユニクロのフレアジーンズやLeeのベルボトムを着ることで、なんとか面目が保てる。
これってすごいことだ。
自分の在り方に安心するための、この服とあの服の組み合わせだ。こういうのが1個でもあると、お洋服人生はマイワールドから抜け出し、ちょっとずつ輝きはじめる。つまり見た目に自信がつき始める。
ちょっと話がずれた。冒頭の白Tとジーンズに戻る。
32歳の頃一時期、ヘインズの赤ラベルTシャツとリーバイス501しか着なかったときがあった。ユニフォーム化ではない。
ヘインズの白Tシャツは、代表的なものに、コットン100の赤ラベルと、コットンポリエステル混紡の青ラベルがある。
わたしはコットン100の赤が好きだった。襟ぐりが洗濯のたびにヨレヨレになり、日ごとにTシャツらしさは増す。そこに恋した。
参考:Hanes
毎日着ていたかった。決めるのが面倒だったからじゃない。服を着るということは元々面倒なものだ。簡単じゃない。
今時は、ごく普通のTシャツを手に入れるのに苦労はしないけれど、90年代、目障りなデザインなしの白Tシャツは、割に見つけるのがむずかしかった。
そんな風に想っていたTシャツとジーンズを、もう自信が持てないから、と言って着ないのはもったいない、パジャマ代わりにしてたベルばらTシャツを着た。思いのほかイケると思った。わたしはパリッとしたTシャツが苦手なのだ。