欲しいものリスト。
買うべきモノが、しょっちゅう頭の真ん中を横切るせいで、集中できずとても苦労している。
仕方がないから片っ端から書き留めている。でも手帳の欲しいモノリストが目に入って気が散るから消した。
手帳のリストはなくなっても、頭の中のリストは消えない。目下、脳内で物欲リストを更新中だ。
①バーバリートレンチコート
②ユニクロトレンチコート
③やっぱりバーバリートレンチコート
④アディダス サンバ
果てしなく物欲は増殖中だけど、思い浮かべるだけで呼吸が早くなるモノはこのくらいかも。
新品同様で買った古着アクアスキュータムトレンチコート、オリーブベージュ、に満足しているので本格トレンチコートはもういらないと思っていた。
でも、ベージュの次に良く見るカラー、グレーがかったオフホワイトのバーバリートレンチコートが欲しくてたまらなくなった。
でも欲しいモノリストから消してしまった。
というのも、トレンチコート自体をここ数年ほとんど着なくなった。今年になってトレンチコートを着たのかどうかさえ、あやふやだ。
シャツとジーンズに、トレンチさえ着ればオーケー的な自己満が崩壊しつつある。
最近は、春先や秋口の肌寒いときほぼ自動的に、寒さの度合いによって、GAPのローゲージやハイゲージのメンズセーターを着てしまう。
GAPのコットンセーターはバリエーション豊かで、ニット生地の肌合いがそのまま出てる感じがとても好きだ。消費者に媚びてない。ジーンズとものすごーく相性がよく着たとたん馴染む。
参考:GAP
かつてのトレンチコートを中心に回っていたマイワールド的執着が嘘みたいだ。どうしてなんだろう、と考えてみた。理由は2つある。
①2019年から2021年にかけて、ジーンズの総取り替えを行った。今数えたらブルージーンズだけで10本買った。
約10年着続けたGAPのメンズブーツカット、ゆるっと腰履きにしてるつもりだったのに、気がついたらぴちぴちになったから買い替えた。
LEE202ベルボトムジーンズをはじめ、ジーユーのベルボトムジーンズ、ユニクロUのワイドテーパード2本、ユニクロフレアジーンズ2本、ユニクロ JWアンダーソンのベルボトムジーンズ2本、GAPのメンズスリムフィット2本、かなり気に入っている、とにかく買った。
購入したばかりのジーンズは、カラダと心に馴染むうちは、公共の鏡を見たらすぐに全身チェックする。とにかく連日じっくりと確信を得るまで、鏡の中の我が姿を観察する。
ところが、トレンチコート姿だとジーンズのシルエットがきちんと見られない。必然的にセーターが中心になった。
②かつてはショートトレンチコートを着ているひとがとても多く、わたしの好きなロングトレンチコートの方が少数派だった。
今はその逆。春先や秋口になると、ベージュのロングトレンチコート姿のひとがびっくりするほど多くなる。
でも、果たして来年もこのコートを着るのかな、それとも○○○○や●●●●の新作トレンチコートに買い替えるのかしら、と思えるような刹那的なスタイルが割に多い。
せっかく手に入れたトレンチコートと向き合わずに、来年も新作スタイルを手にし、早々に飽きて処分してしまったり、の過程が一瞬のすれ違ったトレンチコート姿に露呈する。
あまり人の事は言えないわたしである。過去に2016UNIQLO AND LEMAIREのトレンチコートと 2017ユニクロJWアンダーソンのトレンチコートをしばし着ただけで処分してしまった。
2016UNIQLO AND LEMAIREのトレンチコートと 2017ユニクロ JWアンダーソンのリバーシブルのゴム引きトレンチコートはセール価格でどちらも一万円弱だった。いずれも銀座のユニクロで、大量に陳列、絶賛セール中だった。
でもさっさと古着屋に売ってしまったことを後悔している。今も持っていればヴィンテージのアクアスキュータムトレンチコートやバーバリーステンカラーコートと着比べて検証できる。
ユニクロ JWアンダーソンのトレンチコートは、オレンジがかったベージュとブリティッシュチェックのリバーシブルでその斬新なデザインで発売当初とても話題になった。
世界中のインフルエンサーが着ている姿をSNSでアップし、VOGUEやELL E も取り上げて、街中でも、ちょいちょい見かけた。今は全く見ない。
こわっとした肌触りが特徴で、裏地と表地を縫い合わせることなく樹脂加工で接着している。有名なマッキントッシュのコートと同じような製法だ。
普通に裏地のついているギャバジンのトレンチコートより、パリっと全体のラインを保つ力が強い。張りのあるシルエットが好きな人にはよい気がする。
わたしは、オーソドックスなバーバリーやアクアスキュータムのトレンチコートに馴染みがあるので、連日頑張って着ているうちに、ちょっと辛さを感じて古着屋に売ってしまった。
UNIQLO AND LEMAIREのメンズトレンチコートは、欲しかった定番的なグレイッシュなベージュカラーで、 まずその色に惹かれた。襟が大きめで丈は膝丈くらいだった。
ゆったりとしたラインと大きめなカラーは好ましかった。着ると前見頃がストンと落ちるのではなく、左右に広がり、自分の思うトレンチコート像とは、着れば着るほど離れていき、ボタンの質感も気になって、やはり辛くなって処分した。
でも、これに懲りず、良さそうなのがあったらアンダー1万円のトレンチコートに挑戦するつもりだ。バーバリー、アクアスキュータムトレンチコートとの違い、気軽なトレンチコートならではの良さをどうしても実感したい。
なんだ、結局トレンチコートに執着してるじゃない(笑)。