ユニクロ 2021フレアハイライズジーンズの新色ライトブルーに一目惚れした。まずオンラインで見つけ、実店舗で色味を確認したら、たちまちこのジーンズに水色のセーターを合わせた自分の姿がぽっかり浮かんだ。
大柄で、広い肩幅、腰張り体型である。昭和の基準で標準の足の長さ、令和的に完璧な胴長(バスト80、ウエスト70、ヒップ96)が、薄い色のデニムを履くと下半身が膨張するので極力避けてきた。
水色デニムに出会ったのは1980年くらい、レディースのハイウエストだった。履くとヒップ周りのボリュームが強調され、足先に向かって細くなるテーパードだった。
ノーブランドで、店頭のラックに大量に吊り下がっていたから買った。ブリーチ加工で、同型色の水色のスエットを合わせて愛用した。
ライトブルーのコットンスエットとジーンズで統一感があり若さに見合った躍動感があった。
と、悦に入っていたのは着ている本人だけで、周囲の友人や母は、カッコ悪い、と苦言を呈した。
今のわたしはこの不評の意味がわかる。同系色のライトブルー系で、ジーンズとスエットの一体感を出しても、もんぺ型のテーパードジーンズが、もっさりとした下半身を強調し、バックスタイルで、ハイウエストが垂れたお尻を強調し逆三角形を演出した。
あれから40年後、ジーンズの進化は目覚ましい。マイボディ的にハッキリ違いがわかる。ハイウェストで立体感が出るヒップ回り、ストレートに近いゆとりのあるフレアジーンズが下半身を強調せずなだらかなラインを作る。
本来は29か28インチがジャストサイズ、骨盤でデニムがギリギリ引っかかる2サイズ大きめをヒップハング気味に履くのが好きだ。
お陰で、履きたくても履けなかった水色ジーンズに水色セーターを合わせ、19歳の頃イメージした感じに、40年後ようやく到達した?