2009年頃GAPのデニスカを買い、胴長のボディにピタっとハマったので、ガンガン履きまくった時期があった。
サイズはMとなっているが、わたしのヒップは96センチ、日本サイズでは、XLと言ったところである。
ヒップはピタっとハマるが、ウエストはブガブガなのだ。そこで腰履きにしブラックのレギンスを履いて、足元はコンバースのオールスターのモノクローム、デニスカ以下をオールブラックにしスタイル良く見せることに成功した。
自分で言うのもなんだけど、このスカート履くと、垂れ尻で胴長体形の自分が誇らしく思えた。
重心をウエストより下、骨盤にずらし、オールブラックの脚に整えたら、上半身の薄さが際立った。
わたしは薄い胸つきの広い肩幅の上半身を持っている。広い肩線と幅広の下半身が好対照となった。
こういうバランスがあったのだ。GAPのデニスカが導いてくれた。
でも、次第に体重が増加し、ブガブガの腰回りがキツキツのサイズ感になり、10年以上しまいこんだままだった。
しかし去年あたりスカートが無性に履きたくなりクローゼットを漁ったところ、着古したGAPのデニスカが目に留まり、履いてみたら結構良い感じだった。
2009年当時は、無印のコットンブラックレギンス+ブラック靴下+ブラックのコンバースやブーツオンリーだった。
2023年の夏は生足で履いてみた。生足でスカートを履くなんて高校生の頃、母親が縫った夏のロングスカート以来である。
ピッチピッチの17歳のときでさえ生足はロングスカートどまりだった。60越えで膝小僧が半分見えた生足をさらすとは……!
その「痛さ加減」に軽い恐怖を覚えた。
でも、真夏に生足スカートってこんなにも自然なことだった。
ところで、わたしの足は傷だらけでお世辞にも美しいとは言えない。