1960年代の芸備線、蒸気機関車、車内販売のアイスクリーム

2024年8月16日金曜日

雑記 昭和 平成の味覚 食べる

 かねてから乗ってみたかった、芸備線の終点から始発まで乗ることにした。本数が少ないから、乗り継ぎに頭を使わなくてはならない。

広島駅→三次駅→広島北東部の備後落合駅→備中神代(岡山県北西部)→新見駅。

芸備線沿いの街、広島県安芸高田市の向原には、かつておばぁちゃんの家があり、子供時代は、頻繁に行き来していたから、広島駅ー向原駅間は馴染みがある。

でも、向原駅から先には乗った記憶がない。

芸備線に乗った一番古い記憶は、1960年代の蒸気機関車だ。いくつもいくつもトンネルをくぐり、と思っていたら「3連トンネル」で有名らしい。

汽車の窓を開けたまま乗ると、煤で「鼻の孔が真っ黒になる」と大人たちに注意されたような、おぼろげな記憶がある。

芸備線のもうひとつの記憶は、アイスクリームの車内販売だ。今でいうと、明治のスーパーカップに似た紙カップで、

黄味がかったバニラではなく、真っ白なアイスクリームが、カップの縁の線より、わずかに盛り上がった状態で入り、蓋を取ると、半透明の紙が貼りつけられていて、その薄紙をはがしつつ、木べらですくって食べる。

その話を、幾人かのワタシより上の世代、70代、80代の方々に聞いてみるけれど、地域によって差があるらしく、関東では、同じ記憶を持っている方は、今のところ見つからない。


関連投稿:広島駅から芸備線に乗り向原駅に 1960年代の商店街が浮かび上がる。

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