真冬のこの時期、心底買ってよかったなぁ~と思うのは、ユニクロのメンズラムウールセーター2990円である。
すでに、薄手のユニクロメリノウールセーターは、黄色、赤、黒、オフホワイト、茶色、薄茶色、、所持し、今とっさに数えたら7着もあった。
通年ハンガーにかけて、いつでも着られるようスタンバイしている。
触って顔をうずめて匂いを嗅いでいるだけで幸せになる。ハイゲージの整った編地を眺めてると嬉しくなる。
ガチガチの昭和世代、セーターはウール100でしょ~的なところから、なかなか逃れられない。
ユニクロで、ミラノリブセーター3990円、
素材:39% 綿, 34% ポリエステル, 27% レーヨン ( 34% リサイクルポリエステル繊維を使用 )
が発売された直後、編地のキレイさに見惚れ、欲しい!とすぐ思った。
が、まだ購入するには至っていない。
かたや、ラムウールセーター2990円ウール100%、のお得感は凄い、と思う自分がいて、
今年の3月、2990円→1990円税込に値下がりしたユニクロラムウールセーターを、イエロー、オレンジがかった赤(昔風に言えば朱色!)、キャメル、と3着買った。
ふっくりしたウール100%ラムウールセーターを、毎日のように着まわしたい衝動があった。
今年の3月に買った直後は、まだ日によっては寒い日があったから、さっそく、イエロー⇒レッドオレンジ⇒キャメルと、日替わりで着続け、4月になり、うっすら汚れが目立っていたけれど、そのままクローゼットに防虫剤と共に掛けっぱなしにした。
そして季節は移り変わり、11月あたりからまた主に家の中で、リーバイス510、ユニクロレディースフレアジーンズ、Leeメンズベルボトムジーンズ、などに合わせて着続けている。
3色ローテーション、常にラムウールセーターを着てるわけじゃないけれど、長袖Tシャツやボタンダウンオックスフォードシャツなどの上から、時には、素肌にそのまま着たりして、その、ふくふくしたウール100編地が、空気を取り込んだ風通しの良い温かみを感じ続けた。
家の中で着続けているから、今では毛玉があっちこっちにできた。
ワタシは毛玉付きセーターを否定しない。服は着倒してナンボ、服の品質と毛玉は全く関係ないし、コートもセーターも、毛玉や生地の擦れが出来てから後こそが本当の真価を発揮する、と思う。毛玉や生地の擦れが好き。
とは言いながら、
黄色、朱色、キャメル、のセーターを、今さら眺めていると、黄色の毛玉発生率が群を抜いている。ローテーションと言いながら、黄色のセーターを一番着ている。
毛玉が好き、着倒してナンボ、と言いながら、ワタシは、ラムウールセーターを外出着ではなく、家で着続けることに、まだ恐怖を感じている。
もったいない、と言う根拠のない感情にようやく打ち勝つことができた、
と思いきや、いまだにワタシは、服が摩耗することに恐怖を感じている、でも、それより恐いのは、服をロクに着ないまま一生を終えさせること。
ワタシの服なんて、ブランドモノは一部のコート類を覗いて皆無だから、世代を超えて、例えば、最近店舗数が増加中のセカンドストーリートあたりに引き取られたとしても、誰も手に取らないだろう。
ノーブランド、家族の遺品でもない思い入れのない大量生産の古着は、一部の洋服好きをのぞいて無価値である。
日常着は着倒してナンボ、タグを外したばかり、みたいな着方は、カッコ悪い、と個人的には、思うのだ。