ドラマ「珈琲いかがでしょう」を見ると、珈琲屋さんの中村倫也が使っているドリッパーと同じタイプが家にもある、と気が付いた。
戸棚をガサガサやって、やっと出てきた。
HARIOの一つ穴、円錐形のV60ドリッパーだ。専用ペーパーフィルターがなくなって、いつのまにか存在を忘れていた。
わたしのはプラスチック製の1-4杯用、HARIOのホームページで495円。
ドラマはガラス製を使っているらしい、ドリッパーを支えるホルダーが木製で別だ。1-4杯用で4400円。
とにかく淹れてみた。コーヒーの粉はMJBのアーミーグリーン、笛吹きケトル。いつもより丁寧に淹れた。全くの自己流。
下は淹れ終わり別のカップに受けたところ
よくわからないが、おいしい。透明感があって癖がない。おいしさの度合いは、ドトールのブレンドコーヒーよりはるかにおいしく、門前仲町の「カフェ東亜サプライ」には、遠く及ばない。
番外編だけど、昭和から平成にかけて母さんが淹れ続けた、アルミのやかん、カリタ3つ穴ドリッパー、スーパーで買った粉、で作ったコーヒーよりも落ちる。
コーヒーと人を同時に見るのが大好きだ。映画だろうが、テレビだろうが、CMだろうが、大嫌いなバラエティー番組であっても、とにかく誰かがコーヒーを飲んでる、あるいは、誰ぞがコーヒーを淹れてる、とか、それらしいシーンが現れると、表参道の最新カフェの紹介だろうが、デカ盛り定食に付いてくるおまけコーヒーだろうが、何はともあれ、人が、コーヒーを飲む、淹れてる姿を、見届けるのが好きだ。
普通だと思ってたことが、普通じゃなくなった今、なおさら愛おしいドラマの日常。そこには、コーヒーと日常がある、芳しいコーヒーと非日常がある。そこが好きだ。
参照:HARIO