そうだ、新しい食器で2022年を迎えようと思いついた。手はじめに、頻繁に使う大皿をIKEAで買った。
連日使っている白のディナープレートは、10年以上前、IKEAで買ったもの、何を盛り付けても余白が生まれるところが気に入っている。IKEAの食器とわたしの料理は相性が良い。
日本のモノは、もう一回り小さいサイズが多いけれど、IKEAのディナープレートは27センチが標準だ。
無数のキズあと、食事の痕跡、は本人だけにわかる印みたいなもの、新品にはない味わいという点でトレンチコートと並ぶ、笑。
なぜ27センチの大皿が必要なのかというと、
①もやし一袋、キャベツ4分の1個入りの焼きそばが、ラクラク盛れる。
②ハンバーグと付け合わせの野菜類が、容赦なくのせられる。
③トースト2枚、ハムエッグが余白を持って盛れる。
陶磁器にほとんど知識がないわたしである。これまで、見た、触った、食べた、せま〜い経験による食器の好みは、
①高くないこと
②イメージは、アメリカンダイナー、業務用洋食器、「フィエスタ」。
③ベージュがかってないホワイト、または原色。
③有田焼や波佐見焼。向こう側が透けて見えるような真っ白な磁器
④温かみのある陶器は苦手。
今回買ったIKEAのピンクの27センチの大皿は最高だ。トーストと目玉焼き、肉料理と野菜の付け合わせ、野菜炒め…生活臭にあふれた料理がとたんにポップになる。ピンクパワーってすごい。
ところで、渋谷のIKEAはセンター街にある。都心型店舗なのでアイテム数は絞られている。大型店しか行ったことのないわたしは拍子抜けした。
地上7階、一階にはカフェ、カーテン、クッション、寝具、バストイレ、キッチンウェア、家具など階ごとにスッキリ陳列されて、目的のモノを見つけるのはすごく簡単だった。
ピンクのプレートを見つめていると、原色のテーブルウエアと合わせたくなる。
思い描いているのは、アメリカの食器ブランド「フィエスタ」だ。アメリカの家庭や業務用食器として古くから愛用され、あのアンディ・ウォーホルもコレクションしていた。
映画やドラマの小道具としてもよく採用されるから目に入る回数も多い。自然とファンになった。
初めて実物を見たのは、移転前の銀座のソニプラだった。最近はキッチンウエアを扱っているお店でよく見かける。
持つとずっしりと重く、その重量感も含めて大好きだけど、価格が予算オーバーで保留中だった。
だから、100円ショップのセリアで、これらの食器を見つけたときは、本当に嬉しかったのだ。