発見 プリーツスカートとはこういうものだった!映画 「バンド・ワゴン」

2022年3月24日木曜日

スカート

また頭の中が欲しい服だらけになった。色々集中できない。世の中が不安定になればなるほどモノにしがみついてしまう………

Amazonプライムで、ミュージカルの名作映画「バンド・ワゴン 1953年アメリカ」を観ていたら、真っ白のプリーツスカートを履いて、フレッド・アステアとステップを踏む、優雅な女優を発見した。

Dancing in the Dark by Fred Astaire and Cyd Charisse, 1953 

ステップを踏みつつ翻るスカートの裾、白のシャツブラウスと白のスカートに黒のベルト、バレエシューズ、ペッタンコシューズとふんわり揺れる真っ白なプリーツスカートのボリュームが、新鮮で、美しくて、優雅で、美しくて……言葉にならない!

この映画、人気に翳りが見え始めたかつてのミュージカルスターが、再び主演ミュージカルで返り咲くまでの紆余曲折を、フレッド・アステアが相手役シド・チャリシーと息を呑むようなダンスのステップで描きだす。

あくまで現代版「ファウスト」にこだわる演出家兼俳優、得意な軽妙なコメディに固執するフレッド・アステア、その間に入る脚本家夫妻、いつの時代も繰り返されるストーリーが普遍的で、全く古さを感じさせない。

何より、一世を風靡したミュージカルスター、当時50代のフレッド・アステアが、自分と重なるストーリーを自虐的に演じる余裕と品格に魅了された。

フレッド・アステアの軽妙さ、優雅さがシド・チャリシーのプリーツスカートとリンクする。





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