普段着でもいっこうに構わないけれど、いい恰好したい、スーツやワンピースを身につけて、浮くどころか、カジュアル全盛な今どき、出席者に喜んでもらえそう?けれど、窮屈で面倒、
ならば、ジーンズじゃない布帛のパンツとシャツで、ちょっとだけ非日常感を演出、みたいな機会がやっと巡ってきた。
とても嬉しい。
コロナ禍からようやく日常が戻りつつある先月から、ボチボチ会食やお出かけの機会が増えてきたせいだ。
ひとりぼっちで外出するのも大好きだけど、やっぱり、実際におメメとおメメを合わせて、反応を確かめるのは楽しい。
最近、冠婚葬祭未満、普段着以上なアイテムで気に入っているのは
①ユニクロの「ストレッチパンツ セットアップ可能」
細身ストレートシルエットで、ストンと落ちる布感と無駄のない形の合わせ技で、すごくスタイル良く見える。
このウールライクなストレッチパンツとブラックパンプスがあるだけで、わたしの場合は、大抵のシチュエーションは乗り切れる感じである。
パンツの場合、ヒップと体型に合ったモノを履く、ということに尽きる。後は「上質に見える」素材が大事だ。
この2点を押さえた布帛のパンツさえあれば、いろーんなスタイルが無限に浮かんできて大層安心である。
しかし、このパンツにオックスフォードシャツを着ると、上着を脱いだリクルートスーツな見た目になる。でも嫌いじゃない。仕事帰りの昭和なサラリーマンみたいな?
イメージ的にはわたしはオンナだけれど、グレーのスーツの田原総一朗さんが、上着とネクタイを取った雰囲気だ。
いつもいつもスーツを着ている人にしか出せない雰囲気だ。本人のキャラクターと一体となった田原総一朗さんのグレーのスーツ、最近はネイビーみたいだけれど。
わたしは、そういう服の在り方が大好きだ。おしゃれに見えなくて良いし、旬のスタイルである必要もなく、わたし自身でいられる服が好きだ。
でも化学繊維を着たくないことがあって、そういう時のために
②GAPのストレートチノパンがあるのだ。今時分だと、ネイビーのチノパンツとリネンストライプシャツがピッタンコなことに気がついた。
ユニクロのレザーワイドメッシュベルトのブラウンを締めると、気分良くなった。10年以上前の色褪せたチノパンにレザーのメッシュベルトはとても合う。
そういえばユニクロに、チノパンのスリムフィットタイプを着たマネキンがいた。一瞬で心を奪われた。
チノパンは、着方によってはジーンズとウールパンツの中間的なイメージを持っていて、靴、バッグ、シャツ次第で、様々なシーンで着られそうである。
とにかく、ユニクロのチノパンのスリムフィットのなめらかさと無駄のないシルエットに惹かれたのだった。