30年ぶりにリーバイス原宿フラグシップストアでリーバイス501を買って以降、若干舞い上がり気味なのだ。
あの日、501を買ったその足で、渋谷のドンキホーテでヘインズ赤パックTシャツも買い込み、なぜか3枚パックならぬ5枚パックだった、すっかり若返った気分である。
ヘインズ赤パックTシャツも、501と同様に、着たとたん、私の上半身がその感触を覚えていた。透け感、コットン100の柔らかさ、丸首の絶妙な空き具合、私の場合、ヒップの3分の2が隠れるぐらいの長くもなく短くもない着丈、とか……、感慨に耽るのに充分な定番ぶりだった。
そんな日々、ヤフーニュースのタイトルを追っていたら、「逃げ恥」のスタイリストをされた亘つぐみさんの白Tとライトブルーのジーンズ姿が目に入った。
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上半身しか写ってない画像だが、すごく好みの雰囲気だった。なので、亘つぐみさんの他の画像が見たい一心で色々検索すると、白Tまたはタンクトップとフレアジーンズの姿が多数あった。
しかも同年代で、
小さい頃から、いくつになってもTシャツとデニムが似合う格好いい女性でありたいと思っていました。
とインタビューに答えていらした。
私は、ひとたび、お気に入りのアイテム、今のところ501、ジーンズと白Tスタイル!、ができたら、飽きるまで納得のいくコーディネートを考え続ける性格だ。
先日オープンテラスのイタリアンに行ったとき、遭遇した女性の残像も、いまだ鮮やかに頭に貼り付いている。
その人も白Tだった。ライトブラウンに染まったミドルヘアがバサバサの洗いざらしだった。しかも太陽光線でキラキラ輝いていて、あぁいいなぁ、と思わず、テーブルでの精算が終わり、連れの女性と談笑しながら立ち去っていく姿を目で追った。
後ろ姿、厚手のプレーンな白Tシャツから出ているひじが、よれて木の年輪様になっていた。美しい小顔のアゴのラインも少し弛んでいた。
それで、この人は同年代だ、と気づき、以来、上半身に美しく寄り添った普通の厚手白Tシャツとジャージパンツを着たマダムの姿も、頭から離れなくなった。
白Tシャツと老化は相性が良い、と思った。
白Tとジーンズといえば、RIKACOさんだ。YouTube チャンネルを時々見ているけれど、私のスタンダード、という回があり、2回に分けて、白シャツ、リーバイス501、コンバース、白Tシャツ、白タンクトップ、ジーンズ、スタンスミスなどについて、熱く語っている。
その内容が、的確で、自然体だった。長い間、カメラの前で話すことに慣れている、プロのタレント、モデルとしての凄さを見せつけられた思いだった。
以上、私の白Tとジーンズのロールモデルは、3人もいるのだ!