リーバイス501を買った。30年ぶりだ。
リーバイス501というジーンズを知ったのは1990年だ。リーバイス501以前のわたしは、ジーンズに対して無自覚だった。
街中で目につくジーンズを適当に履いていた。ジーンズを履く上で生命線のバックスタイル、ヒップのカタチも気にはなったけれど、半分あきらめていた。
当時、適当に買ったレディースジーンズは、ヒップが潰れて見えた。深い股上に、垂れて大きなヒップを包み込み、結果、短足を際立たせることになり見苦しかった。
ところが、当時、東横線 元住吉のブレーメン通りにジーンズショップがあり、何気なくリーバイス501を履いたわたしは、その一直線に伸びた股上の浅さに感動した。
女らしいボリュームのある扁平なヒップ、に沿って深く包みこむのではなく、パキッと真っ直ぐにヒップを囲み、おへそ下にしか届かない股上の浅さで、ヒップのボリュームとラインが整った。
リーバイス501以降、わたしは、ジーンズを履くときヒップのカタチに注意するようになり、股上が浅めで直線的なラインが多いメンズジーンズ中心に履くようになった。
5年くらい前から安くて優秀なユニクロジーンズ、レディースとメンズ両方にハマり始め、最近のお気に入りジーンズは、ユニクロがめっきり増えたけれど、
常々、リーバイス501をもう一度履いてみたいと思っていた。
501は色々種類があって、わたしは良くわからないけれど、今回買ったのは、リーバイス原宿フラッグシップストアで、たぶんいちばんオーソドックスな「501® ONE WASH DENIM」13200円だ。
「LEVI'S® VINTAGE CLOTHING 1955モデル501® 」「MADE IN THE USA 505™レギュラーフィット 」、いずれもストレートのライン、と合わせて3本試着して決めた。
※ その時の様子は面白かったから、いずれブログで書くつもりだ。
30年ぶりに履いた感想は、 1990年に履いた501とは違うはずだけれど、
スポッとヒップを入れた時の股上の浅い感じ、太くも細くもない真っ直ぐなストレートのラインは、記憶の中の501だった。感動……。