〇素顔の日本 溝の口駅前のクリスマスイルミネーション

2022年11月18日金曜日

溝の口 昭和 平成

ここ数年で出くわしたクリスマスイルミネーションで、1番好きなのは、神奈川県川崎市、溝の口駅前のイルミネーションだ。

東急田園都市線と大井町線が乗り入れる溝の口駅、正面改札を出て左手に進むと

隣接するJR南武線、武蔵溝の口駅につながる駅前広場に出る。この時期、11月11日〜1月31日は、グワ〜〜!っとあたり一面にクリスマスイルミネーションが広がる。

溝の口駅は、急行で1駅の二子玉川駅と全く雰囲気の異なる街。どちらも大規模開発で、商業ビルが立ち並び、駅と一体化した利便性の高い駅前という点では共通点があるけど、

人々の感じがとても違う。二子玉川は、2015年に楽天本社が移転、20、30、40代の働き盛りのインターナショナルな社員とその家族、子供たちが闊歩し、若い世代が集まる活気のある街になった。

2015年ライズショッピングセンターが完成する前は、玉川高島屋と専門店が駅前の中心で、年配の富裕層が多い街、というイメージを持っていた。

ところが多摩川を渡り、神奈川県川崎市に位置する溝の口駅前を歩くと、老若男女、色々な人びとが入り乱れエネルギーを感じる。

スエット上下の若者たちが、仲間と勢いよく喋りながら、激安の殿堂ドン・キホーテを目指し、年配の母親と中年の娘が、「まるい食遊館」で、「あれ買おうか?ちょっと高いね!」などとショーケースを覗き込み……そこら中で、普段着の人びとの普段着の会話が聞こえてくる街、溝の口は、わたしにとってそんなイメージの街である。

溝の口駅前のイルミネーションは、そんな街の雰囲気を反映している。そこここに昭和の雰囲気が色濃く残り、肩の力が抜けた華やかさに心が癒されるのだ。










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