わたしは、やっぱりGAPが好きだ、と思った。先日、テレビで撮り溜めしてた映画「ソーシャル・ネットワーク2010年米」を見たときだった。
「ソーシャル・ネットワーク」は、メタ(フェイスブック)が、どういう経緯で起業されたかを描いた映画だ。
元々ハーバード大学の学生だった創業者が、学生名簿とSNSの要素を合わせたようなサイトを思いつく経由とトラブル、訴訟沙汰が中心のストーリーだ。
映画の冒頭シーンで、GAPのロゴ入りグレーパーカーを着た主人公役のジェシー・アイゼンヴァーグが、ガールフレンドのエリカを前に一方的に喋りまくっている。
映画冒頭の設定年代は2003年、GAPの存在感が今よりあった頃だ。もっとも、日本とアメリカのGAPでは事情が違うだろうから、今アメリカで、GAPのイメージはどうなんだろう?
2003年と言えば20年前。当時私自身の服のお買い物事情は、コート、スーツなどの大物は別にして、その他のシャツ、セーター類は無印良品、ジーンズやボトムスはリーバイスやGAPが多かった。
1990年代までは、ジーンズは、街のジーンズショップで目についたリーバイスを買っていた。でも、1995年、日本に上陸し、次第に行動半径に出現し始めたGAPの店舗でジーンズを物色するようになった。
しかし、今は、トップスにしろ、ジーンズなどのボトムスにしろ、まずはユニクロ店舗に行く。20年前より、品質、センスが飛躍的に向上し、コストパフォーマンスが一番良いからだ。
でも、わたしは、ユニクロ愛用者でGAPのファンだ。今こうして、マネキンのコーディネートを見ると、改めて気づかされる。
世界で初めて、SPA、メーカーと小売が一体化した製造小売業の仕組みをつくった企業であり、ジーンズを産んだ国の、庶民のカジュアルブランドだ、ということ、
こうして、映画「ソーシャル・ネットワーク」で、印象的なGAPロゴ入りパーカーが見られること、そういう意味で、わたしは、ずっとアメリカンカジュアルブランドとしてのGAPが好きなのだ。
※雑誌Pen のOnline版で素敵な記事を見つけた。これ読めば「ソーシャル・ネットワーク」の服装の的確さが伝わってくるのだ。
参考:
GAP公式ブランドヒストリー