●わたしが愛した過去手帳リスト、高橋の手帳、一日1ページ、EDiT......!

2023年9月27日水曜日

手帳

2024年の手帳がぼつぼつ店頭に並びはじめた。昔から手帳売り場に小一時間いられるくらい手帳が好きだ。

季節外れの半額シール付き手帳など見ようものなら、いてもたってもいられなくなり、今使っている高橋の手帳からロルバーンに乗り換える?

いやいや、今使っている「高橋T'ファミリー手帳1」も年末に伊東屋で一時間以上かけて悩みぬいたあげく買ったものだ、乗り換えるなんてストレス過ぎ、

では、高橋とロルバーン両方使ったらどうなる?つまりスケジュールは「高橋」に書いて、読んだ本、ドラマ、日記的なことは、ロルバーン的な......

なにしろ近頃のロルバーンはイラストがツボでキュン死しそう、最近キュン死って聞かなくなった、こういうカワユイ手帳こそ、バッグに入れて持ち歩き、見せびらかし手帳にするのだ(誰も見やしないけど)

と、見栄と絵空事の世界に突入していくのである、手帳ほど妄想衝動買いに適したツールはない、

とわたしは断言できる。衝動買いしても、服、バッグ、靴ほどお財布が痛まない。いや正確には痛まなかった。

というのも、年々手帳の価格も上がってきている。2000円超え?!いやいや、3000円、4000円、カバーの仕様次第で5000円越えとかザラである、値上がりと高級化の一途をたどっている。

なので、いっそのこと、手帳やめて無印の卓上カレンダー+ノートブックにしようか、と、半ばやけくそ気味に検討中である......。

なんだか、来年の手帳のことを考えると、頭がゴチャゴチャしてきたので、過去に使った手帳で忘れ難いモノを時系列にリストアップしてみる。

どれも、罫線、フォント使い、とレイアウトが一目見て整頓され、書く、という、手帳として一番大事なところに神経が届いているモノばかり。


【直営店限定】税込2750円 EDiT 手帳 2024 スケジュール帳 2024年1月始まり 1日1ページ B6変型 ポケット付きPVCカバー

2013年度ころ?に使ったEDiTのジッパー仕様ビニールカバーの一日1ページ手帳。昔の画像が見つからないけれど、現在のタイプで一番近いのがこれ。

文庫本サイズより一回り大きいサイズで、透け感のある薄い真っ白な紙、万年筆でも裏移りしにくい丈夫な紙だった。

邪魔にならない控えめな罫線と、なにより表紙全体を覆う丈夫なジッパー仕様のビニールカバーがモダンで、なんでも入れ込めてすごーく便利であった。

一年使ってストレスを全く感じない素敵な手帳だった。一日1ページにハマるきっかけになった手帳。ちなみに当時使ったカバーの色は黄緑色、税込みで2000円くらいの価格だった。


使ったのは2016年度版、税込3780円。
問答無用の一日1ページの代表格。直感的に合わないとわかっていたけど、ほぼ日を一度は使ってみたかった。

一年使った結果は、ページ下部の日々の言葉がけっこう面積をとっていて、書くスペースが足りず、お言葉の上にぐしぐし書きこんでいた。

でも、カバーの使いやすさと丈夫さに感心した。ほぼ日を使うことは2度とないけれど、カバーだけは捨てられず今も保管。



No.10 Precious Diary(プレシャスダイアリー) 1870円(税込)

2017年度版/税抜き1580円。




高橋の分類では、日記になるが、一日1ページ手帳として全く問題ない仕様。クリームがかったやや厚めの紙質でインクの裏写りはしにくい。

地味な存在なのに細かい点に工夫を凝らした本当に美しい手帳日記。毎年全く変わらない仕様に見せかけて、フォント、文字間隔、ロゴ使いなど毎年細かく調整され続けている芸のこまかさよ。なにより、この仕様で今も2000円以下とは信じがたい!

2018年度版、1430円+税。




個人的に一日1ページが定着していた2017年の年末、自由が丘駅前の不二家書店で、偶然手に取り一目惚れした手帳。

画像では伝わりにくい、ツヤったネイビーブルーの表紙の感触、端正な罫線。まさに「手帳は高橋」の実力を見せつけられた。

月間ブロックと見開き1週間の一般的な仕様。一日1ページに食べたもの、見聞きしたこと、行動記録などあらゆることを書いていた時期に、この仕様に替えるのは、すごく勇気が必要だった。

一年間、一日分の小さなスペースに、食べたものなど無理やりギュウギュウに書き込んだ。ストレスだった。それでも、この手帳を手に取ったときのワクワク感は得難いものがあった。




過去ブログによると、2021年は、一日1ページ手帳でスタートしたけど、この高橋の手帳のレモンイエローにノックアウトされて、一日1ページを途中で投げ出したらしい。でもどのタイプの一日1ページだったのか思い出せない。

10年近く続いた一日1ページに嫌気が指していた時期に、この完璧な仕上がりの月間ブロック+見開き1週間手帳に出会った。1日1ページをやめるキッカケを作った手帳。

先に紹介した高橋の一日1ページタイプのプレシャスダイアリーは日記に分類されているが、こちらは、手帳分類、一日1ページの2022年度版。

紙質が、プレシャスダイアリーはクリームがかった厚めの紙、こちらは、真っ白な透け感のある紙質。

実は、2022年は本格的に一日1ページをやめようと思っていたので、こちらは、キッチリ書くというより、予定、月間ブロックページにその日の行動、

一日1ページには自由に書きたいことだけを書いていた。このtrinco一日1ページは、これで2冊目。

プレシャスダイアリーより罫線が薄めで控えめ。一年を通して全く不満を感じなかった。





今使っている高橋の手帳。

月間ブロックの一日分のブロックに、行った場所、大まかなポイントを書いている。例えば、横浜14時〇子さん、無印の洗いざらしシャツ買った!スーパー、とか後で見返して、おおよその行動が思い出せるのが便利。

続く2週間2ページには、もっぱら購入したものと金額を記入。日々のあらゆることを書く習慣から完全には抜け出していないわたし、最低限の日々の行動がわかるのが利点。

表紙カバーの、ひし形に一面に加工されたミシン目模様とピンクの色あいが完璧で、いつもながら高橋の手帳の緻密に計算されたデザインには惚れ惚れする。

2023年、今年は先の「T’ファミリー1」と、こちら、NOLTYの2冊使い。今年の正月早々、T’ファミリー1だけでは不安になって、ハンズ渋谷店(元東急ハンズ)で買い足した。

一時間以上悩みぬいたあげく選んだもの。ポイントは、このカバーの色、キャメルと合皮のこっくりした手触り、手帳メーカーならではの安心と信頼の仕様。

以上挙げたもの以外に思い出す限り、これらの手帳も好きだった。以下は同じタイプが見つからず、近いリンクを載せた。

使っていたのは、2009年ころ。

思い出せないけれど、2011年くらい?


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毎年手帳の時期になると、まずは実物を見る前に各社の力の入った手帳ページを見て、来年の手帳の検討をするのが大好きだった。

ってか、今でも大好きである。ただ現在は、手帳に過大な期待を抱かなくなった、笑。

そこで、やっと現実を見据えて手帳のことを考えられるようになったオトナ女子な、60代でも、オトナ女子って言って差し支えないんだろうか? 

それとも手帳大好きバァバとでも言っとけば、世間は納得するだろう、ともかく妄想たくましい60代オンナの手帳の軌跡であった。

記録すべきか記録すべきでないか......

2011年くらいから、食べたものをはじめ日々の記録を詳細にとりはじめるようになり1日1ページに、あらゆることを書くことで心配症のバランスをとろうとしていた。

しかし、年々、食べたもの、体重、体脂肪率、日々の作業、感動したこと、ストレスに感じたこと、見たもの、聞いたもの、行ったところ、生活にまつわるあらゆることを書かずにはいられなくなり、わたしは記録に縛られるようになった。

2022年今までの手帳を捨て、心機一転、月間ブロックとウイークリー中心に乗り換えて2年目。

還暦越えで、若い頃とは違う新たな心配ごとに悩まされるようになった。忘れるのがこわい。

時間の経過とともに、どんなに感動した映画や本、ドラマであろうとも、忘れるときは忘れるし、ふとしたタイミングで降って湧いたように思い出し、昔ハマった世界に再び没入することもある。

記録が便利だと思うのはそういう点で、自分自身がどんなことが好きか嫌いか、どんなシーンで腹を立てるのか、

どういうストレスに弱いのか、どんな些細なポイントに惹かれるのか、自分自身を観察するのに、日々のあらゆることを記すのは有効だ。

と同時に、人生のあらゆるポイントを後で書かなくてはならない、という縛りが人生を不自由にする、というのも、この身をもってひしひしと感じた。

記録しておくと自分自身を客観的に分析できる、という利点はもとより、後々、何年の何月何日、何をしていたか、ということを調べることもでき、その点はすごく安心できる。

と、同時に、一日1ページ手帳から解放されて、旅にでようが、目くるめくような素晴らしい体験をしようが、後で書かなくてよい、という解放感は、得難いポイントだ。

なりゆきにまかせること。一瞬一瞬を生きること。肩に力の入らない生き方のほうが、この先ストレスも少なくなるだろうし、何より、カッコいい、という思いが今のところ勝っていて、たぶんわたしは来年も、月間ブロック手帳にすると思う。



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