●アクアスキュータム、パリボンマルシェ衝動買い革ジャン、定番アイテム、スタイルってなんだろう?

2023年10月9日月曜日

GAP コート スカート スタイル

 どんなに年を重ねようとも、変わらない核は誰でもあるみたいだ。

ワタシの場合はファッションに興味があるから、街の人の服装をそれとなく観察する癖がある。

すると、あぁ、この人は、ずーっとこのリーバイス501を履き続けてるんだなぁ、とか、長~い間デニスカと素足のひとだなぁ、とか、感じられるひとが結構いて、つい見惚れてしまう。

そういう、服とカラダと雰囲気が一体化している人を発見できると、とても嬉しくなる。

そういう服装は流行やカテゴリー化とは関係ない。おそらく着ている本人からすれば、スタイルでさえない。

だって、ジーンズが好き、とか、デニスカじゃないと落ち着かない、とか、パステルカラーが似合う似合わないに関係なく、どうしようもなく好き、だから身に着けていたい、などという感覚って、スタイルとかいう曖昧な言葉じゃ説明できないものだ。

世の中には、明日着る服のことを考えずにはいられない人、次の食事のことを想わずにはいられない人、衣食住のことなど考えたくないほど仕事に打ち込んでいる人、色~ンな人がいる。

生まれながらに服が好きなのか、たぶん育ってきた環境に導かれるのか、たぶんそっちの方だという気がしているけれど、

一体全体、服装の好みってどこからやってくるのだろう、と思う。というのも、70代の叔母は、大抵スキニージーンズとシャツ、トレーナー、ネイビー、白中心の不動のスタイルを築き上げており、

ピンク、イエローなどパステルカラーやエレガント系マダムスタイルの彼女を見たことがない。

また、50代の知人の女性は、18歳の頃から知っているけれど当時は、フリルのブラウスやスカート、ピンク、レッド、ブルー、いつもガーリーなスタイルだった。

ピラピラした服が好き〜!って、彼女は言ってたものだけど、そんなピッラピッラのガーリースタイルが、彼女ほどハマっている人は、今も昔もワタシの周りではいない。

瓜実顔のアイドルの様なキュートな顔と控えめで一本芯が通った性格と相まって、周りの人を惹きつけるオーラを持っていた。


そこで、60代のワタシが、長年着たせいで、ワタシのカラダと一体化してしまった服をリストアップしてみた。リストアップしたからといって、どーなるものでもないけれど。

①K.T KIYOKO TAKASE、約9万円。シープスキンの膝上トレンチコート。


40歳になったばかりの頃、埼玉県大宮駅周辺のファションビル内のコムサデモードの店舗で衝動買いした。

このレザーコートを見たとき、なぜか、Tシャツ一枚にこのレザージャケットを羽織った自分が思い浮かんだ。吉田栄作やキムタクの影響だ、笑。

例えばハワイあたりで、冷房の効いたカフェで羽織ったりできますよね?とスタッフに尋ねると、大丈夫ですよ!と太鼓判を押され買った能天気でカッコ悪いワタシであった。

2009年ヨーロッパに一か月弱ほど一人旅をしたとき、パリのボン・マルシェ百貨店内のラックに掛かっていた革ジャン。

何気なく羽織ってみたら、似合う!と感動したものだから衝動買い。日本には上陸していない、MeXXというオランダのブランド。

2万円代だった。一番惹かれたポイントは、中綿が入っておらず一枚で羽織ってもボリュームがでないところ。カーディガンみたいに羽織れる。

中綿入りのモコモコしたライダースジャケット、合皮の通気性の悪いタイプを過去に買っていて、いつか薄手の革ジャンが欲しいと思っていた。

③2012年ネットで7000円程度で買った古着のアクアスキュータムのトレンチコート。

古着と言えどもほぼ新品に近い状態だった。推定年代80年代から90年。分厚い肩パッドを取り除く作業と、腕の長いワタシが着ると七分丈に感じるほど袖丈がツンツルテンだったので、袖口をほどき、ギリギリまで袖丈を出す作業が待っていた。

その際、裏地を付け足す必要があったので、似たような色味の裏地を100均で買い、手縫いとミシンで仕上げた。

念のため言っておくと、裁縫は、ボタン付けとまつり縫いなど、小学校高学年のとき習った技術しか持っていない。全ては、運よく手に入った状態の良いアクアスキュータムを、自分のサイズに合わせるため。

人間、本当に好きなコートのためにはなんだってできるものだ。オリーブグリーンの色味、ラグラン袖、典型的なザ、トレンチコート。

④GAPのデニスカ。2009年ごろ購入。
ヒップハングで履いて膝小僧が見えるか見えないくらいの丈。そのバランスが、重たい下半身をすっきり見せ、20代のころ履いたデニムスカート以来、ハマったデニスカ。

素足またはスパッツで履く。でもワタシの足は、傷だらけ。まさか生足を60代でさらす日が来ようとは夢にも思わなかった。

しかし、今年、30度越えの夏の日、このスカート履きたい!という衝動がおそった。デニスカと素足に長い間憧れを持っていたから、思い切って履いてでかけた。

最初は、近所のスーパー、次に、よくお散歩代わりにいくショッピングモール、そして、いよいよ、銀座のグッチの路面店に、このデニスカと素足で出かけてしまい、長年の生足コンプレックスを解消した。










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