●懐かしの 広島駅ビル「みっちゃん」の味。子供の頃食べたお好み焼きはソバうどんなし

2023年11月22日水曜日

昭和 平成の味覚

先週、故郷の広島に帰った。久しぶりに広島駅前に着き、お腹が空いているのに一体どこで食べたらよいのか皆目見当がつかない。

1989年から東京にいるので、かつて広島で通った飲食店は影も形もない。

しかし、広島駅ビル、ekie1階「廣島ぶちうま通り」に、お好み焼きのみっちゃん、麗ちゃんの看板を見つけ、ほっとした。

これらのお好み焼き屋は、私が広島にいたころから駅ビル内にあるのだ。

ただし、当時は、北口のekieではなく、南口の駅ビルASSEにあった。

ちなみに、1999年に完成した駅ビルASSEより前の、南口広島駅ビルは、単に「ひろしま駅ビル」と言っていた。

その南口にあった駅ビルのASSEは、2020年3月に閉館となり、現在は2025年の南口新駅ビル完成に向けて、路面電車の乗り入れを含んだ大規模工事の真っ最中である。


ちょうど、平日の17時前で、ランチとディナーのはざまの時間なのに、みっちゃんと麗ちゃんの券売機の前は、行列ができていた。多くは、欧米系の観光客と日本人観光客に見える。

「みっちゃん」で、930円の「ぶた玉うどん」を食べた。いつもはメニューを前に、途方にくれるほど優柔不断だけど、こと広島お好み焼きに関しては、ワタシは迷わない。

「ぶた玉ソバ」に決めている。広島お好み焼きの基本メニューで、余分な具材が入ってない分安い。でも今回は「ぶた玉うどん」にしてみた。

昭和な時代、鉄板カウンターの前に座り、目の前でおばちゃんが作ってくれるお好み焼きを、金属のコテでハフハフしながら食べたのが懐かしく、

今もその光景が「駅ビル」のお好み焼き屋で見られるのがとても嬉しい。

キャベツの千切り、モヤシ、薄切りの豚肉、が、中身の基本で、

①小麦粉と水を溶いた生地をまず、熱々に熱した鉄板に、薄く丸~くクレープ状に広げたら、

②その上に、キャベツの千切り、モヤシを載せ、薄切りの豚肉を上にかぶせ、

③最難関である、全体をひっくり返す工程に入る。

④その下準備として、先に溶いた小麦粉と水の生地を、お玉でパラパラ、全体に振りかける。

⑤右手と左手にコテを持ち、一番下に敷いた生地ごとひっくり返し全体に火を通す。

⑥その脇で、焼きそばやうどんを鉄板にのせ、軽く火を通したら、⑤を上にかぶせる。

⑦卵を鉄板に割入れ丸く広げ、⑥を載せ、再びひっくり返したら出来上がり。

⑧仕上げは、オタフクお好みソース、青のり、マヨネーズなどかけて、出来上がり!

天かす、削りカツオなどすっ飛ばした超自己流の作り方。

こちらは、かつて「Pouch」で書いた記事。


本来の作り方は、こちら。


昭和13年生まれの母親が作ったお好み焼きは、フライパンに、小麦粉と水の生地を広げ、

キャベツモヤシ、豚肉、卵など載せていき、ひっくり返し火を通して終わりだった。ソバ、うどんは入れなかった。

ホットプレートなどない時代、ガスコンロのフライパンひとつで作ったブヨブヨの分厚い皮のお好み焼きは、生焼けの小麦粉生地とキャベツ、ソースが絡まった微妙な味だった。

参考:ekie
























このブログを検索

QooQ