家から渋谷に出て、山手線で新宿から中央線と乗り継ぐと、人々の雰囲気の違いに軽い眩暈を感じてしまう。
女性のスタイルは元々多岐に渡っているから、それほど視線を奪われないけれど、男性のスタイルの変遷には、目を見張るものがある。
ワタシが住んでる地区はコンサバで小綺麗なメンズが多い。
例えば、スーツ族以外は、20代、30代は、ブラックの機能性ボトムスと機能性ジャケット、ナイキ、ニューバランス、みたいなスタイルが多い。
40代50代60代になると、長年かけて蓄積された好みがスタイルに現れるから、割にバリエーションがある。
例えば、バーバリー、アクアスキュータムなどの高級トレンチコート、ウールロングコート、ハーフコートに上質なウールマフラーなど、カジュアル寄りだと、
ノースフエイスのアウター、ユニクロじゃないアースカラーのダウンジャケットなど、結構変化に富んでいる。
でも、総じて言えることは、えっと驚くようなスタイルの人はほとんどおらず、風景に馴染んだブラックスタイルか、上質感を前面に出したジャケットやウールコートに、
伸縮、撥水、保温、防しわ、吸汗、速乾、通気、など高機能素材を使ったボトムスを履いている人が一番多く、ジーンズやチノパンは少数派で、足元は、2万円超えのスニーカーか、ワークブーツ、ローファーなどだ。
ところが、渋谷、新宿、あたりまで来ると、学校、職場、観光、など色んなバックボーンを持つ人たちが、思い思いのスタイルをしているから、とにかく見てて面白い。
特に、目が釘付けになるのは、若いメンズの多様なフレア、バギースタイルだ。
こんなにもメンズが、バギーやフレアジーンズを履いているのは、1970年代以来なんじゃないか、って気がする。
ワタシが子供だった1970年代、ヒッピー系の若者達が、ラッパズボンと称された、裾幅の広いジーンズの裾を地面にズルズル引きずりながら闊歩してた。
以降、80年代、90代は、よく覚えていないけれど、ストレート、スリム、テーパード、などのオーソドックスなラインに加えて、
ブリーチ加工したケミカルジーンズ、ダボダボのボンタンジーンズ、キレイ目ジーンズの「ディナージーンズ」など、色々流行ったけれど、
近年、こんなにも多くの若い男性が、きっぱりと裾の広がったフレアジーンズを履いているのは、実に50年ぶりくらいに感じる、これって凄い!
ワタシはズルズルフレアジーンズがスキニージーンズと同じくらい好き。
つい最近まで、新しくジーンズを買い裾の長さを決めるとき、裾はくるぶしあたりが一般的、と言うアドバイスが多かった、
もっとも、スキニー、スリム、テーパード全盛時代のことだけど、時代は移り変わり、ついに、待ち焦がれたメンズフレアジーンズの時代がやってきた。