高円寺の古着屋、掘って掘っても......かつての玉石混交なカオスなお店は軒並み高価格に、

2025年3月5日水曜日

スタイル 街の風景 雑記

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高円寺という街が好きで、1年に一度くらいは高円寺に行く。

今週月曜日、とうとう東京にも初雪が降り、電車も、街中も、高円寺も人がまばらで、凄く寒く、そして、ワタシの古着への執着も、ついでに冷え込んでしまった。

ほぼ年に一度の「高円寺参り」を欠かさなかった理由は、3つある。

①上京して初めて住んだ街で、とにかく懐かしい。

②都心なのに食料品、日用品、衣料品至るまで物価が安い。

③古着屋が軒を連ねて、掘り出しモノが見つけるのが楽しい。

しかし、コロナ禍以降、2022年辺りから古着の値段が高騰してしまった。

2021年、2020年、コロナ禍真っ最中の頃も、高円寺に行ったが、人影もまばらで、空店舗が目立ち寒々しい印象、もっとも当時はどこの繁華街もそんな感じだった。

雪のちらつく月曜日、高円寺南商店街を中心に、手当たり次第店を回ってみた。

お気に入りだった店は、ほとんどなくなり別の古着屋に入れ替わっていた。多くの店が、シャツで最低1980円程度から、ブルゾン、ジャケットで、最低5000円前後~、セーター最低1980円くらいからと言った価格帯が一番多かった。

ヴィンテージを扱う店や、セレクトショップ的な古着屋は、当然もっと高く、プレミアム価格がついている。

一番驚いたのは、comme ca ismのジャンパーに、8800円の値札が付いていたことだった。


「comme ca ism」は、同じファイブフォックスグループのコムサ・デ・モードより、カジュアルで低価格帯のブランド、UNIQLOより少し高いくらいの価格設定だ。

公式HPをチェックしてみると、ブルゾンだと、5000円前後から、15000円強くらいの価格帯、冬物はセール中で、ほとんど50%オフになっている。

コムサイムズ 公式通販


一番好きだった、チープなモノや薄汚れた古着が大量に掛かっていた店も、店の外観はそのままで、価格帯は高くなっている。


この場所にあった古着屋は、皺くちゃのファーストブランドモノから、破れた昭和な古着やシミ付きのブランドモノまで、とにかく、Tシャツ、セーター、ジーンズ、上着、などカテゴリー別に、ハンガーにギッシリ詰まっていた。

価格帯は、500円~1000円のモノがゴロゴロ、処分価格で300円、200円、買い取った傍から並んでいるような印象で、目の色を変えて若者からオジサンまで物色していた。

しわくちゃで山積みのままだったり、ジーンズも、ドルガバ、70年代、80年代のベルボトムに、スリムジーンズ、500円~1000円、2000円で転がっていた。

2015年頃、この場所にあった古着屋で、ディーゼルのメンズブーツカットを1000円で買った記憶がある。

やはり、2015年前後の頃だと思うけれど、レディースのセレクト系の古着屋で、サンローランの80年代から90年代、いかにもサンローランな金ボタンのブルージャケットが、数千円で掛かっていた。

手に入れようか随分迷ったあげく買わずに帰った。

あれ以来、折に触れて、鮮やかなブルーと金ボタン、肩パッド入りのビッグサイズのレディースジャケットが頭に浮かぶ。

あの時のサンローランジャケットほど安くて、典型的なブルーと金ボタンのサンローランジャケットは見つかってない。

もちろん、海外買い付けがメインのヨーロッパのヴィンテージモノとか、アメリカンカジュアルのレアアイテムを中心に扱っているセレクト系のショップも、コロナ前から、多くあったけれど、500円、1000円、2000円、3000円、5000円が中心価格帯の店はそれ以上にあり、こんな安くてやっていけるのか?とか心配になってくる店とか、

店員と常連が延々と喋り続けて、ほんとに売る気あるのかな?みたいな、古着屋の宝庫だった。

今は、お店も軒並みリニューアルまたは、お店が入れ替わり、手入れの行き届いた、中価格帯から高価格帯の店、中目黒の古着屋の雰囲気を纏っている店が軒を連ねている。

頼みの綱のセカンドストリートも商店街にオープンしていたけれど、驚いたことに、こちらも、ブランドモノやヴィンテージがメインに並ぶセレクトショップみたいになっていた。

近年、新品で納得のいく服を探すのは大変で、セーター、シャツ、ジーンズ、パンツは、ユニクロで12分に満足しているけれど、コート、ジャケット類は、生地感が生命線だから、ユニクロでは少々厳しい。

少なくとも2019年くらいまでは、コート、ジャケット、ワンピースは、ユニクロの定価を出せば、驚くようなハイブランドのコートやジャケットが、熱意次第で手に入れられた。

高円寺で掘って掘って掘りまくると、某国大統領じゃないけれど、2025年3月現在、高円寺は、以前と変わらずワクワクするような年代モノやハイブランドが見つかる。

でも今、えっ?こんな値段!?と驚くのは、以前のように安いからではなく、高いからだ。

古着を掘る楽しみは急速に失われつつある。

仕方ありませんね?古着屋さんだって、食べていかなくっちゃならない、だとすると、コロナ前の多くの高円寺の古着屋は、どうやって成り立っていたのだろう?

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