先日の日曜、BigBoyに行った。ワタシと夫は、非グルメの大食いなので、安くてお腹いっぱいになる食事を好む。
必然的に、基本は車だから駐車場付き、ごく自然な流れでサラダバー系ファミレスの確率が高くなる。
その中で、コロナ禍以降、サラダのバリエーションの豊富さや麺類の充実で、同価格帯のビッグボーイより、お得感があった近所のステーキガストが閉店してしまった。
「東洋経済」によると
コロナ前である2019年度末のステーキガストの店舗数は137店舗で、年間売上高は約160億円だった。しかし、コロナ禍である2021年度末には店舗数が118店舗となり、年間売上高は約98億円へと減少する。2022年度の年間売上額は101億円と微増するが、コロナ前の業績には届かなかった。
とある。
しかし、コロナ禍が終息し始めた2023年以降、食べ放題が年齢的に重く感じられるようになり、遠のいていた。ビッグボーイに行くのはひさしぶりだった。
19時頃入店なので、グランドメニュー、つまりディナー価格の時間帯、夏休み入って間もない日曜日、今まで経験したことのない混み具合だった。
18時半に入店、順番待ちをし、番号が呼びされたのは19時10分。
食べたものは、
手ごねハンバーグドリア 100g =¥ 1,090(税込¥ 1,199)サラダバーセットサラダバー、スープバー=¥ 490(税込¥ 539)
ドリンクバーセット ¥ 260(税込¥ 286)
税込み、2024円。×2人=4048円、であった。
感覚的には、2019年のコロナ前と比べて2、3割値上がりしている。
総勢10人程度、ママさんと小学生のグループが、お誕生日を祝っていた。バースデイ登録をするとサービスされるケーキが、スタッフ数人のバースデイソング合唱と共に運ばれた時がテンションマックス、子供たちの嬌声と「おめでとう~~」と口々に祝う幸せな雰囲気が、店内を包んだ。
ファミレスは、文字通り家族連れの割合いが多い場所である。
孫と両親、親世代のグループ、学生同士、老夫婦、あらゆる世代が勢ぞろい、サラダバーの各メニューはあっという間に空になり、補充が追い付かない。
ドリンクバーの自動製氷機は機能しなくなり、代わりに、プラスチックの容器に入った氷が横に置かれた。
一回ごとの抽出に時間のかかるコーヒーラテ類と、冷たいドリンクサーバーも、稼働しっぱなしで抽出量が減り、ドリンクバーは常時人だかり。
配膳ロボットは当然あるが、看板メニューの大俵ハンバーグは目の前で切り分ける作業がある。さすがにロボットはそこまでできない。
スタッフは、補充、会計の合間をぬって、カートに、ジュウジュウ湯気を立てている俵ハンバーグを載せ、店内をロボット同様にクルクル回っている。
ひとりひとりのスタッフを見ると、ほとんどが高校生とおぼしき10代が中心、とても有能である。
あっという間にテーブルを片付け、客のメニューへの質問や要望にもハキハキ答え、圧巻の働きぶり、見惚れてしまった。
しかし、いくら少数精鋭の有能スタッフでも、この日の混雑は異常だった。キッチンがパニック状態になりかかっている。
サラダバーは、コロナ前より値上がりしているが、内容は良くなった。例えば、キクラゲ入りの中華系のサラダや充実の惣菜メニューなど。
また、コーヒーゼリーにかけるモノはコーヒーフレッシュだったのに、ホイップクリームに代わり、スープバーのコーンスープはコーンの味がするようになった。
値上げに伴う企業努力が伺え、コロナ前、後にかかわらず、近所のビッグボーイは、はま寿司ほどじゃないにして、常に盛況である。
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