ずっと素足でスカートを履きたかった。何度か話題にしたが、わたしの足は、膝下が短くて傷だらけ。
だから、生足でスカートを履いた記憶は、数えるほどしかない。20代の頃はストッキングとタイツ、30代はブラックタイツ一択、ゆえにスカートは秋冬に限られていた。
40代にもなるとジーンズやパンツがほとんどになった。たまには、スカートを履きたい、と思っても、ストッキング?タイツ?レギンスは好きになれない、みたいな調子で、年々、スカートを履くことへのハードルが上がった。
先日のこと、スカート履きたい、大好きな膝下丈のスカート履きたい、と思った。
例えば、2009年ごろ買ったGAPのデニスカ、当時はレギンスと一緒に履いていた。レギンスは嫌いと言いながら、デニムスカートとブラックレギンスは相性良い、と発見、笑。
このスカ―ト、ヒップはちょうど良いのにウエストはブカブカだ。そのブカブカのすきまに、分厚いオックスフォードシャツの裾を入れこむ。
そして、とうとう、素足でスタンスミスのホワイトスニーカーを履いて出かけたのだ。
確かに、傷だらけの足はカッコよくはない。でも意外なことに、わたしは、自信のさっぱり持てない足をさらけ出すことに慣れてしまった。
不思議なもので、素足を出そうが出すまいが、わたしの現在の立場で世間的にはたいしたことじゃない、とわかる。
このGAPのデニスカと素足にスタンスミスのホワイトスニーカー、この夏はやみつきになりそうな予感。
これまで、わたしはなんと不自由な服の着方に固執していたのだろう……
これまでの経由:スカート回帰、GAPリメイク風デニムスカートとレギンス